ギャルリももぐさ/百草
作品/百草
Temporary Exhibition Gallery Permanent Exhibition Gallery Cafe Outline & Access Momogusa Original Masanobu Ando's Work Akiko Ando's Work Published Momogusa Blog.
   
   

 

 

 

one room exhibition
25th trippen

2023. 3. 11(土)- 3. 26(日)
11:00 - 18:00
休廊日  3月14日(火)・22日(水)

trippen japan 斎藤さん在廊日
3.11(土)12(日)



 

 

 

 
   
 

 

2022年秋、日本上陸25周年を迎えたtrippen。百草でも限られたモデルながら長くご紹介させていただいております、サスティナブルな思想で設立されたドイツの靴のブランドです。
今回、岡本敬子さんにトークイベントをお願いすることとなり、プレスのお仕事でも関わりのあるtrippenのone room exhibitionを開催することになりました。

trippen日本上陸25周年、アニバーサリー企画「私とtrippen」では岡本敬子さんの気負いのない素敵なスタイルとお言葉がご紹介されています。弱輩ながら私もお声がけ頂きましたが長々と綴った言葉が恥ずかしく、ただ一つ嬉しいことには、敬子さんと同じ赤靴下コーデだったのです!(trippen日本上陸25周年記念サイトはこちら)
そんな偶然も重なり、今回の実現となりました。
長くお世話になり、たびたび修理をお願いする機会がございますが、とにかくどんな部分でも修理して再生が可能で、もうここまで草臥れては・・・と思う靴も、素晴らしく味わいのある、まだまだ履ける靴に生まれ変わるのです。部品の交換や修理、皮革への手入れが丁寧になされて戻ってくるのですが、デザイナーと会社の理念が隅々まで行き渡っており、靴への愛情の深さに感心させられます。

今回はシューフィッティングに、trippen japanの齋藤さんが2日間いらしてくださいます。フィッティングもですがお手入れにつきましても詳しく教えてくださいます。
百草のために選んでくださったアイテムのご試着を楽しみに、もしもお修理の必要なお持ちのtrippenがございましたらぜひお持ちになってくださいませ。

   
 

◎出品予定アイテム
closedシリーズ
goblet,halfbeutel,yen,sprint
woodシリーズ
orinoco
cupシリーズ
polo
t-projectシリーズ
aware
girly
tiger ほか

 

※タイトル画像は百草では定番のgirly。薄らとグレーがかった白は黒に続く定番にtraceソールとの組み合わせでオーダーしました。やや高さもあり滑りにくいソールです。

※traceソールとは耐久性のある解剖学に基づいた形状のソールです。ソール交換可能。
traceソールは組性の最大30%を生産余剰からのリサイクルゴムで作られています。
このソールはUNIENISO14855 規格を満たし、植物毒性がない場合は6ヶ月以内に34,53%の生分解度であることにより、マイクロプラスチックの問題について対応しております。またリサイクルというテーマが、ゴムを粒状にした造りによって外観的に視覚化されています。

   
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【プロフィール】 trippen HP  / instagram

trippenは、靴職人のマイスター(特別技術資格者)で、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと、それまでも靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人によって1991年ベルリンの小さなギャラリーで誕生しました。

1996年・2000年の2度に渡り、本国シュトゥットガルトの国際デザインセンターからデザイン賞を受賞、米国や日本でも数々のデザイン賞を受賞しました。2007年には、ヒールの高い新型ソール「x+os」コレクションが2つのデザイン賞を受賞しました。
trippenは設立以来、ヨージ・ヤマモトをはじめとする高級メゾンのコレクション用シューズを手掛けたり、有名ブランドとのコラボレーションを展開するなど、インターナショナルな実績をもちます。

日本では、1997年9月直営第1号店となるtrippen原宿をオープン。
全直営店は石造りの教会をイメージした本国同様のショップデザインに統一して展開しています。内装デザインもデザイナー自らが設計し、特徴的なウッドサンダルを象ったレンガはドイツで焼いたものを取り寄せて使用しています。
すべてのショップは『生産者は、環境・消費者・労働者 全てに責任を持つべきである』というtrippenの理念を表現しています。 

trippenの名前の由来は、『よちよち歩き』という意味です。
昔の貴婦人は雨の日に靴が汚れないように靴を履いたうえからサボのような木靴を履いて“よちよち”歩いていました。trippenが最初に発表した『履けない木のサンダル』のコレクションが、この木靴をイメージしています。
人間工学に基づき徹底した履き心地の追求を目指すtrippenの名前は、“よちよち”としか歩けない姿を形容していたのです。   (trippen HPより)

   
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3月12日は特別な日曜日。

AM9:00からは編集者・岡本仁さんによる「SUNDAY PROMISE」

PM2:00からは奥様の岡本敬子さんの「私の定番」出版記念トーク
を開催します。

どちらのイベントも2月26日(日)10:00〜チケット発売開始です。

 

●百草オンラインショップ

 



     

 

   
 

   
 

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 日時  |3月12日(日) 9:00〜11:00
    
 会場   |百草
 定員   |30名
  参加費   |3,300円 (朝食・ドリンク付)

 

[schedule]
9:00〜9:30   受付・朝食 / ももぐさカフェにて(トーク後のご利用も可)
9:30〜11:00   SUNDAY PROMISE / 百草2階にて

 

※2月26日(日) AM10:00〜 百草オンラインショップにてチケット販売開始 →

 

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日曜日の約束。

この頃のぼくは、レコードやCDを探しに行かなくなりました。歳を取るといろんなことが面倒になるのです。
でも、音楽はいつもぼくの身のまわりにあります。ラジオから不意に流れてくる好きな曲や、偶然に入った喫茶店でかかっていた懐かしい曲に、心を躍らせています。
考えてみれば、ぼくが音楽を探し歩いた時期というのはとても短かったかもしれません。
大学に進学して東京住まいに始まって、社会人になり、そのうちにDJとも呼べないようなDJを友人の店でときどきやらせてもらうことが楽しかった90年代まで。それより前はお小遣いも微々たるものだったから、音楽はやっぱりラジオで聴いていました。深夜の中波ラジオや、日曜日の午前中にあったNHK-FMの番組などで、たくさんの素晴らしい曲を知るということが、ほぼすべてでした。そして、いまもそれらの曲はぼくの胸の中で輝き続けています。そう、音楽はいつも空中にフワフワと浮いていて、ときどき、ぼくのところに降りてきてくれる。いまはそれが心地良いというわけです。
自らが探しに出かけたのではない、どこからかぼくのところにやってきた美しい曲を、日曜日の番組の始まりを楽しみに待っていたあの時の気持ちもお伝えしながら、みなさんにご紹介したいと思います。

 

                                                               岡本仁

   

 

 

 

【プロフィール】
岡本 仁(おかもと ひとし)→ instagram
 
北海道生まれ。マガジンハウスで『BRUTUS』『relax』『ku:nel』などの雑誌編集に携わった後、ランドスケーププロダクツに入社。同社の「カタチのないもの担当」として、コンセプトメイクやブランディングなどを担当している。著書に『今日の買い物』(プチグラパブリッシング)、『ぼくの鹿児島案内』『ぼくの香川案内』(ランドスケーププロダクツ)、『果てしのない本の話』(本の雑誌社)、『ぼくの東京地図』『また旅。』(京阪神エルマガジン社)など。日曜朝の架空のラジオ番組『SUNDAY PROMISE』パーソナリティー。



     
 

 

 

「音をきく」                              

19世紀後半頃から万国博覧会が開かれるようになって世界が近づき、音楽と美術は様々影響を受けて変わり始めた。その後の音響や映像機器の発達の影響もあり、戦後は若者文化が生まれて世界に広がった。サブカルチャーのレコードやライブが政治を変えてしまった例もある。
音や音楽は垣根を軽々と跳び越え、直接人の感覚に響いてくる。音にまつわる話から、様々な時代性をとらえていくシリーズ「音をきく」を2023年から始めよう。音や声を感じとり内容を知る「聞く」、注意して耳に入れる「聴く」、音にまつわるワークショップやイベントなどを年数回開催したい。

記念すべき第一回目は岡本仁さんと語る「ジャズ来たるべきもの」。岡本さんは雑誌の編集やライターを通して、戦後社会を周縁から優しく見守ってこられ、気付きを文章にされてきた。その感性を変化の大きかった60年代〜70年代にフォーカスし、今の時代に落とし込んで語り合いたい。

 

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第1回 岡本仁×安藤雅信 「ジャズ来たるべきもの」

ガラケー時代に着メロ批判をしていた僕は、スマホ時代になって送信者別に曲が設定できるようになったのを機に積極的に着メロを取り入れた。岡本さんと居酒屋で飲んでいる時、僕のスマホが鳴った。マイルズ・デイビスの「オンザコーナー」である。この緊張感のある過激な曲は妻の明子からである。着メロに「オンザコーナー」を入れていると言うことで、その後、話は盛り上がった。ジャズなのかロックなのか、未だに定まらないこのアルバムは、その後のクラブシーンを大きく変えたという。

ロックが生まれた60年代より前にジャズはあった。それぞれが影響を受け合った60年代の終わりからの流れをロック愛の岡本さん、ジャズ愛の僕とで探ってみたい。二人とも10代の頃から生活の中に音楽が合ったが、岡本さんは感性が柔軟で優しく包み込むように音楽を捉えられる。一方僕はパッケージを破って、中に土足で入ってしまうので、岡本仁さんによる架空のラジオ番組「SUNDAY PROMISE」にお邪魔して語り合います。


                                                              安藤雅信


   
 

   
 

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 日時  |3月12日(日) 14:00〜15:00
    
 会場   |百草1階
  参加費   |1,000円

※2月26日(日) AM10:00〜 百草オンラインショップにてチケット販売開始 →

 

・ご予約優先
・当日参加可能 (予約状況や当日の混雑状況によっては参加できない場合もございます)

 

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昨年9月に出版された、岡本敬子 さんの「私の定番」。「自分が何を好きなのか、それが定番をつくっていく。」帯のお言葉にも表れていますが、かっこいい、素敵な憧れの女性です。instagramに投稿していらっしゃる毎日のコーディネートを拝見し、お洒落っていいなぁとつくづく思います。
敬子さんは専門教育の後スタイリスト、アパレル会社のP R部門、自身のブランド立ち上げ、とファッションの王道を歩いて来られました。私自身はファッションに憧れながらも何の勉強もせず、必要になって手探りで自分の様式にたどり着きました。

敬子さんのお言葉から、「定番」と言えども決め込むのでなくて自由でいいんだ、と気づかされました。人により感性、好みも必要も違い、一人の一生の中でも変わっていきます。全員がずっと同じ定番なんてあり得ない、あたりまえのことに。

以下のあとがきに記されたお言葉に、深く深く頷き、心からそうありたい、と思います。そしてこのたび、ファッションの大先輩にお話を伺うのを楽しみにしております。
「失敗や年齢を重ねて気がついたのは、「定番」というものは自分の価値基準で決めた方がもっと楽しいということです。その時の気分で変化をすることを恐れずに。固定観念にとらわれるのはもったいない。常にしなやかに生きていきたいと考えています。」

お会いしてお話を伺える貴重な機会、ぜひご参加をお待ちしております。
サイン本の販売もございます。

 

 

   

 

 

 

【プロフィール】
岡本敬子(おかもと けいこ)  →instagram
服飾ディレクター、アタッシェ・ドゥ・プレス。文化服装学院スタイリスト科を卒業後、スタイリストオフィス、大手アパレルのPR等を経て独立。2010年から、旅のミックススタイルをテーマにした自らのブランド「KO」を立ち上げる。現在はセレクトショップ「Pili」のディレクターとしても活躍。



     

 

 

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